【あらすじ】

作家になる夢を諦めたという過去を持つ高校の国語教師・ジェルマンは生徒たちのあまりにもレベルの低い作文にうんざりしながら毎日を送っていた。
だがあるとき転入生のクロードが提出した作文に心を掴まれ、ジェルマンはクロードに作文の個人レッスンを申し出る。
クロードの作文は「同級生ラファとその家族」について皮肉交じりに描写されたもので、ジェルマンの指導によって才能を開花させたクロードはその続きとしてラファの母親エステルへの観察を中心に新作を提出してくる――。



疲れると何を見ても感想を書く気にはなれず当然ながらブログも書く気になれず…で放置してしまうのですが、特に期待しているわけでもなく録画しておいたものが「これは!!!!!!!!」という作品だったので紹介です。

危険なプロット、フランス映画です。
公式ホームページには「生徒と教師の個人授業は、いつしか息詰まる心理戦に変わる」とキャッチが。
ミステリー特集ということで放送されていたものを見たんですが…。
確かにミステリーなんですけど、いい意味で予想を裏切られました。
続きのほうにはネタバレもあるので、気になる方は先を読まずに映画を見てください。ぜひ。お勧めです。





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最初はエステルに対してクロードが魅力を感じているような描写が続くんですが、途中でエステルとラファの父親との情事(妄想だとジェルマンは考えるが、ジェルマンの妻は「覗き見したのではないか」と口にする)やラファがクロードの唇にキスしたり――とどこまでが真実でどこまでが創作なんだと見ている方も混乱するような展開が続きます。

ミステリーだしまさか殺人でも起こるのか、いやもしくはフランス映画だしクロードとエステルが…と思っていたら、途中でクロードがエステルと不倫関係に陥ったことが描写され、それをラファに見られてラファとクロードの友情が終わり、エステルも家族とともに中国へ引っ越すとクロードに告げ…と「いつ何が起こるのか」とドキドキさせられっぱなしのまま、最後、実はクロードがジェルマンを自分のものにするためにすべて仕組んでいた!というのが明らかになるという……。

念のために言うとジェルマンは中年男だし、クロードは若い男の子です。
ジェルマン役はファブリス・ルキーニ、クロード役はエルンスト・ウンハウワー
「危険なプロット」のエルンスト・ウンハウワーはリンク先の写真よりも、ちょっと…いやかなりアヤシイ雰囲気の漂う美青年です。
それが、ラストではジェルマンは職を失って妻にも逃げられて別人みたいに薄汚れてしまっているんですが、その隣に座って「貴方には僕がいる」っていうクロードがもうすごくよくて、もうこの最後のこれ見るためだけにでも見て……ってくらい興奮しました。

クロードは片親なんですよ。
父親は寝たきり(ほぼ出てこないので詳細は分からないですがクロードが介護しているらしい)で、母親はクロードが子供の頃に出て行ってしまっている。
その状態でエステルを口説き、それを文章にしたためることでジェルマンをも自分の手の中に絡め撮っていくと言う……。
こういうのに不意に出会うとものすごく興奮してしまう自分がいます…。これがさがというものか…。

私がこういうことを書いているとすごく腐向けの(ボーイズラブっぽい)映画なのでは? と思われる方もいるかもしれないんですが、全然そんなことはないです。ミステリーです。ただ私が興奮しているだけです。

でもフランスの映画はそんなに見ていないんですが、これはすごくドキドキしたので…
殺人も起こりませんし、流血は苦手だからミステリーはちょっと…みたいな方もぜひ一度! 
Amazonビデオでも見られます。


危険なプロット(字幕版)
ファブリス・ルキーニ
2014-07-02



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